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2004/12/9
経営者としての渡邊美樹氏が書いた本として読むより、「夢を追い続けている人」が現在形で書いた本として読むと共感がより大きくなります。 序文で校長の小林氏が、「この本の本質は、ひとつの私学の建て直しを題材として、 渡邊美樹というひとりの人間が自身の生き方を率直に語ったものである。」と書いて います。 熱い思いが伝わる本です。 印象に残った言葉です。 ◆一年かけて25回のセミナーを催し、全員と接している。一人一人に聞いてみる。 「あなたは、なんのために仕事をするんですか」 ◆自分が教師をしても40人の子供しか変えられない。でも40人の教師を変えれ ば、数百人の生徒を変える事が出来る。40校の学校を変えたら、数万の子供を変える事ができる。だから、私自身が教育者になるのではなく、学校を変えようと思ったのである。 ◆人はそれぞれが役割を持ち、人間が本来もっている美しい資質を高めるために生ま れてきた。 ◆子供達の幸せのためだけに学校はある。 ◆DQ=EQ×SQ×IQ 「夢」指数=心の広さの指数×正しく自覚する指数×知識を力にする指数 ◆今の私の夢は、世界中に学校をつくることである。 ◆私はこの仕事を絶対にやりぬこうと思う。 教育に従事する人は是非読むべき一冊です。 また、親になった人、人に教える立場になった人にもお薦めの一冊です。 「郁文十訓」「父と子の約束五ヶ条」もじっくり読むべきですよね。 12/07
ついに最終巻を読み終えました。高田屋嘉兵衛の人物については五巻までで十分理解できていたつもりでした。ところが、彼は凄すぎる人でした。ロシア側の捕虜になってからも、国を代表して交渉する役目を自分に課していくのでした。 気になった言葉です。 ◆「わしはこの船の船頭だ。」と、すわりなおしてから、しずかに言った。 (略)言葉こそわからなかったが、ロシア人たちもその態度を見て、 ―やはり、この男が船長だったのだ。と思ったらしい。 ◆人間というものは、特別の例をのぞいて、その属する社会に住みたがる。 ◆最悪の状況下でみずから私的に外交を買って出ようという、 いわば自分自身の存在、立場、運命をみずから転換させたことは、異常なほどに聡明で、 何よりもはちきれるような陽気な精神といってよい。 ◆嘉兵衛にすれば、この運命について、恨んだり、ひがんだりすることから自分を解 放し、むしろ陽気にうけ容れたいと思っている。 ◆日本だけが鎖国していても、結局は押入れに頭を突っ込んで、 尻だけを世界中に曝しているようなものではないか。 ◆―国家も、商売である。 ◆―身分のある人というのは、いつも農民に対して白ばっくれているか、 それともうそをついているか、どちらかだ。 ◆ただ二人の間に成立した信頼だけが、両国を戦争から救った事になる。 ◆―わしの人間をみろ。透きとおっているだろう。 ◆(みな、国内をみているだけなのだ。)と思った。 ロシアにすげなくすることが、日本の勇ましさであると彼らは思っている。 ◆人間は、物理的に押しこめられて孤立した場合、 飢えや渇きと同じレベルで自分の状況についてささいなことでも知りたくなる。 日常のムラを追い出され海の上で暮らすようになった加平衛が、 ロシアと日本との間にはいり交渉の橋渡し役を果たしました。 日本のムラ社会は今も根強く存在しています。 自分が果たすべき役割をしっかりと見つめるための書となりました。 |
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